コラム

軽貨物の点呼記録簿の書き方:記載する項目と記入例

公開/Doreco 運営事務局

「書き方と記入例」と書かれた、青地に白いカードの記事アイキャッチ

軽貨物の点呼記録簿には、記録する項目があります。国は「点呼記録簿の例」も公開しています。ただ、項目ごとに何をどう書くのか、迷う人もいるでしょう。

本記事の内容は、2026年10月時点の国土交通省のリーフレットと、近畿運輸局の安全対策FAQにもとづいています。最後まで読めば、業務前と業務後の項目と、記入例が分かります。

もくじ
  1. 01軽貨物の点呼記録簿のテンプレートは、国の「点呼記録簿の例」を使える
  2. 02業務前の軽貨物の点呼記録簿:書き方と記入例
  3. 03業務後の軽貨物の点呼記録簿:書き方と記入例
  4. 04軽貨物ドライバーが点呼記録簿を続けて書く3つのコツ
  5. 05LINEで軽貨物の点呼記録簿の項目をそろえて残す
  6. 06軽貨物の点呼記録簿のよくある質問
  7. ✓まとめ

01軽貨物の点呼記録簿のテンプレートは、国の「点呼記録簿の例」を使える

テンプレートを探すなら、まず国の資料を見るのが確実。

順に見ていきましょう。

国土交通省が、貨物軽自動車向けの「点呼記録簿の例」を公開している

国土交通省は、貨物軽自動車運送事業者向けに、「点呼記録簿の例」を公開しています(国土交通省の案内ページ)。ファイルの形式は、Word(.docx)です。

ひな形を使えば、項目の書き忘れを防げるでしょう。最新の内容は、国土交通省や運輸支局で確認できます。

決まった書式が必要かは、資料に書かれていない

確認した国の資料(FAQ・リーフレット・上の案内ページ)には、記録簿の様式が義務かどうかは書かれていません。書かれているのは、記録する項目と、記録を1年間保存することです。

様式に不安があるときは、管轄の運輸支局に確認してください。

紙・パソコン・スマホのどれでもよく、1年間保存する

FAQには、記録は書面でも、パソコンやスマートフォンなどの電磁的な方法でもよいと書かれています。保存期間は、どの形でも1年間。形の選び方は、別の記事で整理しています。

関連記事軽貨物の点呼記録簿は紙でもエクセルでもよい?スマホとの違いと選び方関連記事軽貨物の点呼は一人でも義務?業務の前後にやることと記録の残し方

02業務前の軽貨物の点呼記録簿:書き方と記入例

業務前の記録は、FAQで10の項目が挙げられている。確認したFAQとリーフレットには、書き方の例が載っていません。表は、わかりやすくするためにこの記事で作った例で、国の様式ではありません。

項目は、次の4つにまとめて見ていく。

  • 日時・氏名・車両は、あとから分かるように書く
  • 点呼方法は、検知器を使ったかどうかを書く
  • 酒気帯び・体調・日常点検は、確かめた結果を書く
  • 指示事項とその他は、なければ「なし」と書いておく
項目(FAQをもとにした呼び名)この記事の記入例
点呼執行者名(点呼を行った人の名前)
運転者等の氏名(運転する人の名前)
車両を識別できる記号・番号等○○ 480 あ ○○-○○
点呼日時10月27日 6:45
点呼方法アルコール検知器を使用
酒気帯びの有無なし
疾病・疲労・睡眠不足等の状況異常なし
日常点検の状況実施した(異常なし)
指示事項なし
その他必要な事項なし

日時・氏名・車両は、あとから分かるように書く

点呼執行者名、運転者の氏名、車両の記号・番号等、点呼の日時は、いつ、誰が、どの車で行ったかを示す項目です。車両は、ナンバーなど、車を識別できる記号や番号を書きます。

一人で事業をしている場合の点呼執行者名の書き方は、資料に例がありません。迷うときは、運輸支局に確認してください。

点呼方法は、検知器を使ったかどうかを書く

FAQでは、点呼方法として、アルコール検知器の使用の有無を記録するとされています。対面でない場合は、具体的な方法も書きます。検知器の数値を書くかどうかは、資料に書かれていません。

酒気帯び・体調・日常点検は、確かめた結果を書く

酒気帯びの有無、疾病・疲労・睡眠不足などの状況、日常点検の状況は、確かめた結果を書く項目。日常点検では、エンジンルーム・ライト・タイヤ・運転席まわりを目で見て確認しましょう。

問題があって運行しないときは、そのことも残しておくと、あとで説明しやすいでしょう。

指示事項とその他は、なければ「なし」と書いておく

指示事項と、その他必要な事項も、記録の項目に入っています。書くことがない日は、空欄にせず「なし」と書いておくと、書き忘れと見分けやすいでしょう。

この助言は書き方の一例で、資料に決まりがあるわけではありません。

関連記事軽貨物の点呼の始め方:業務前と業務後に何を記録するか

03業務後の軽貨物の点呼記録簿:書き方と記入例

業務後の記録は、FAQで9つの項目が挙げられています。業務前と共通の項目が多く、違うのは運行を振り返る項目です。項目は、次の3つにまとめて見ていく。

  • 業務後にも、日時・氏名・車両・点呼方法・酒気帯びを書く
  • 自動車・道路・運行の状況は、気づいたことを書く
  • 交替運転者への通告は、交替する場合に書く
項目(FAQをもとにした呼び名)この記事の記入例
点呼執行者名(点呼を行った人の名前)
運転者等の氏名(運転する人の名前)
車両を識別できる記号・番号等○○ 480 あ ○○-○○
点呼日時10月27日 18:20
点呼方法アルコール検知器を使用
自動車、道路及び運行の状況異常なし(道路工事で一部迂回)
交替運転者等に対する通告なし
酒気帯びの有無なし
その他必要な事項なし

業務後にも、日時・氏名・車両・点呼方法・酒気帯びを書く

業務後も、業務前と同じように、日時・氏名・車両・点呼方法・酒気帯びの有無を書きます。業務前と同じ書き方で続けられるので、迷いにくいでしょう。

自動車・道路・運行の状況は、気づいたことを書く

走っている間に気づいた、車の調子、道路の状況、運行の中で気になったことを書きます。何もなければ「異常なし」と書いておけば、確認したことが分かります。

交替運転者への通告は、交替する場合に書く

FAQの項目には、交替運転者等に対する通告も入っている。交替する運転者がいるときに、伝えた内容を書く項目。一人で運行していて交替がなければ、「なし」と書いておくと、書き忘れと見分けやすいでしょう。

04軽貨物ドライバーが点呼記録簿を続けて書く3つのコツ

項目が分かっても、毎日書き続けるのは別の話です。

どれも、特別な道具はいりません。

毎回同じ順番で書く

項目の順番を、毎回同じにしておくと、迷わず書けます。国の「点呼記録簿の例」や、FAQの項目の並びに合わせておくと、続けやすいでしょう。

その日のうちに書く

記録は、点呼のすぐあとに書くのがいちばん確実です。あとで思い出して書こうとすると、細かい内容が抜けることも。記憶がないときに、LINEの報告記録を読み返す場面が、Doreco 運営事務局にはありました。

その日のうちに、短くても残しておくと安心でしょう。

直したときは、直したと分かるようにする

記録を直したときは、いつ直したかが分かれば、聞かれても説明しやすい。紙なら、消さずに線を引き、訂正した日を書く方法もあります。これは一般的な方法で、資料に決まりがあるわけではありません。

エクセルは、上書き保存だけだと、前の内容が残らないことがあります。履歴が自動で残る道具なら、経緯を示しやすいでしょう。

関連記事軽貨物の点呼がしんどい人へ。毎日の負担を減らす記録のしかた

05LINEで軽貨物の点呼記録簿の項目をそろえて残す

たとえば Doreco では、次のように記録します。Doreco は、LINEで使える点呼・業務記録のサービス。アプリのインストールも、車載機も要りません。

機能は、2026年10月時点の doreco.jp の記載にもとづきます。

朝は、出発前チェックの1画面で業務前の項目を残す

業務前の点呼は、出発前チェックの1画面で記録します。アルコール検知器の結果、体調、日常点検などを、1画面にまとめて残せます。Doreco で残す点呼の記録は、国の決めた項目に沿った形。

検知器で測ったあとに画面を開き、結果を残す流れ。

夜は、業務終了の1画面で業務後の項目を残す

業務後の点呼は、業務終了の1画面で記録する。記録が終わると、その日の業務記録がそろいます。当日の記録は夜に「封印」され、直した履歴も残る。封印とは、書き換えの有無を確かめられるようにするしくみ。

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LINEで友だち追加をすれば、その日から記録できる。14日間は無料で、ドライバー向けの機能(プロ)をすべて使えます。カード登録は要りません。

自動で課金されることもありません。

06軽貨物の点呼記録簿のよくある質問

最後に、書き方でよくある疑問に答えます。

気になる質問から読んでください。

記入例のとおりに書かないといけませんか?

本記事の記入例は、分かりやすくするための例です。

確認したFAQとリーフレットには、書き方の例が載っていません。言い方の決まりは、確認した資料には書かれていません。不安なときは、運輸支局に確認してください。

検知器の数値は、記録簿に書きますか?

国のFAQで記録するとされているのは、検知器を使ったかどうかです。

数値を書くかどうかは、資料に書かれていません。数値を残しておくと、あとで見返すときに分かりやすいでしょう。

点呼記録簿は、いつまで残しますか?

点呼の記録は、1年間保存します。

書面でもスマホの記録でも、期間は変わりません。

Doreco はお金がかかりますか?

14日間は無料で、ドライバー向けの機能(プロ)をすべて使えます。

カード登録は要りません。料金プランは、サイトの料金ページで確認できます。

まとめ

軽貨物の点呼記録簿は、項目をそろえて続けて書く

  • 国が「点呼記録簿の例」を公開していて、記録は紙でもスマホでもよく、1年間保存する
  • 業務前は10項目、業務後は9項目で、記入例は例として使う
  • 続けるコツは、同じ順番で、その日のうちに、直したら分かるように書くこと

軽貨物の点呼記録簿の書き方は、国の項目名に沿って、毎日同じ形で残すことが基本です。毎日続けるなら、項目をそろえて残せる形にしておくと楽でしょう。

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