コラム

軽貨物の点呼の始め方:業務前と業務後に何を記録するか

公開/Doreco 運営事務局

「業務前と業務後」と書かれた、青地に白いカードの記事アイキャッチ

軽貨物の点呼は、一人で事業をしている人でも、業務の前と後に行います。ただ、何を用意して、何を確かめ、何を記録に残すのか。いざ始めようとすると、迷う人もいるでしょう。

本記事の内容は、2026年10月時点の国土交通省のリーフレットと、近畿運輸局の安全対策FAQにもとづいています。最後まで読めば、今日から点呼を始める順番が分かります。

もくじ
  1. 01軽貨物の点呼を始める前に、用意するものと決まりを確かめる
  2. 02軽貨物の業務前の点呼では、検知器・体調・日常点検を確かめて記録する
  3. 03軽貨物の業務後の点呼では、車両・道路・運行の状況を記録する
  4. 04点呼の記録に残す項目を、業務前と業務後で並べて確かめる
  5. 05LINEなら、軽貨物の点呼を朝と夜の2画面で始められる
  6. 06軽貨物の点呼の始め方のよくある質問
  7. ✓まとめ

01軽貨物の点呼を始める前に、用意するものと決まりを確かめる

点呼は、始める前の準備が肝心。

順に見ていきましょう。

酒気帯びの確認には、アルコール検知器を使う

国土交通省(近畿運輸局)の安全対策FAQでは、酒気帯びの確認は、アルコール検知器を用いて行うとされています。検知器は、呼気中のアルコールの有無や濃度を、警告音や数値などで示すものです。

点呼を始める前に、検知器を用意しておきましょう。

一人でも、確認して運行してよいか自分で決める

一人で事業をしている場合は、検知器による確認や日常点検を、自分で行います。加えて、運行してよいかどうかも、自分で判断します。同居の家族がいれば、体調を見てもらうことも有効。リーフレットやFAQにも、そう書かれています。

点呼を見てくれる人がいなくても、確認そのものは省けません。

記録は書面でもスマホでもよく、1年間保存する

点呼の記録は、書面でも、パソコンやスマホなどの電磁的な方法でもかまいません。保存期間は1年間です。つける形は、続けやすさで選ぶとよいでしょう。

選び方は、別の記事で整理しています。

関連記事軽貨物の点呼記録簿は紙でもエクセルでもよい?スマホとの違いと選び方

02軽貨物の業務前の点呼では、検知器・体調・日常点検を確かめて記録する

業務前の点呼は、仕事に出る前に行います。FAQによると、確認する項目は、酒気帯びの有無、病気・疲れ・睡眠不足のおそれ、日常点検の3つ。確かめたうえで、運行してよいかを決めます。

酒気帯びの有無は、検知器で確かめる

アルコール検知器で測り、結果を確かめます。FAQには、検出値が低くても、酒気を帯びた状態で運行の業務に就いてはいけない、と書かれています。検知器が反応したら、数値が低くても運行しません。

体調は、疲れ・病気・睡眠不足がないかを見る

リーフレットによると、確認には、体温や血圧、顔色、呼気の臭い、声の調子などを使います。一人の場合は、自分で見るしかありません。体調の確認は、検知器で測る流れの中に入れておくと、抜けにくいでしょう。

日常点検は、エンジンルーム・ライト・タイヤ・運転席まわりを目で見る

日常点検では、エンジンルーム内、ライト、タイヤ、運転席まわりを、目視などで確認します。気になる点があれば、直すか運行を見合わせるか決めましょう。

問題があれば、運行しない

リーフレットには、運転者や車両に何らかの問題が確認された場合は、運行してはいけないと書かれています。確認して、問題があると分かったときは、運行を見合わせます。

運行しないと決めた日も、確認した内容を記録に残しておくと、あとで説明しやすいでしょう。

関連記事軽貨物の点呼は一人でも義務?業務の前後にやることと記録の残し方

03軽貨物の業務後の点呼では、車両・道路・運行の状況を記録する

業務後の点呼は、仕事を終えたあとに行います。FAQによると、確認する項目は、酒気帯びの有無と、業務に使った自動車・道路・運行の状況です。業務前と違い、運行を振り返る点呼。

業務後にも、酒気帯びの有無を確かめる

業務の後にも、酒気帯びの有無を確認します。朝だけでなく、終わったあとにも確かめる点が、業務前との共通点です。

車両・道路・運行で気になったことは、その日のうちに残す

走っている間に気になったことを、業務後にまとめて残しましょう。車の調子や道路の状況、運行中に気になったことなどが当たります。過去のことを思い出せないとき、LINEの報告記録を読み返すことが、運営事務局でもありました。

気づいたことは、日付つきで残しておくと、読み返すときに見つけやすいでしょう。

04点呼の記録に残す項目を、業務前と業務後で並べて確かめる

記録する項目は、業務前と業務後で、少し違います。FAQの内容を、並べて整理してみましょう。記録の項目は、次の3つに分かれる。

  • 前後に共通して、日時・氏名・車両・点呼の方法を残す
  • 業務前だけ、体調と日常点検の状況を残す
  • 業務後だけ、自動車・道路・運行の状況を残す
項目業務前業務後
点呼を行った人の名前、運転者の氏名残す残す
車両を識別できる記号・番号など残す残す
点呼の日時残す残す
点呼の方法(検知器を使ったかなど)残す残す
酒気帯びの有無残す残す
疾病・疲労・睡眠不足などの状況残す-
日常点検の状況残す-
自動車・道路・運行の状況-残す
交替運転者等への通告(交替する場合)-残す
指示事項残す-
その他必要な事項残す残す

記入の例や書式の詳しい説明は、別の記事で扱います。

前後に共通して、日時・氏名・車両・点呼の方法を残す

どちらの点呼でも、いつ、誰が、どの車で、どんな方法で行ったかと、酒気帯びの有無を残します。点呼の方法には、アルコール検知器を使ったかどうかも含まれる。

業務前だけ、体調と日常点検の状況を残す

業務前には、疾病・疲労・睡眠不足などの状況と、日常点検の状況に加えて、指示事項を残します。運行してよいと判断した根拠が、あとから分かる形にしておきましょう。

業務後だけ、自動車・道路・運行の状況を残す

業務後には、その日の自動車・道路・運行の状況を残します。交替する運転者などがいる場合は、その人への通告も記録の項目に入っています。業務前の記録とあわせて見れば、1日の流れが分かるでしょう。

05LINEなら、軽貨物の点呼を朝と夜の2画面で始められる

Doreco は、LINEで使える点呼・業務記録のサービス。アプリのインストールも、車載機も要りません。機能は、2026年10月時点の doreco.jp の記載にもとづきます。

朝は、出発前チェックの1画面で業務前の点呼を記録する

業務前の点呼は、出発前チェックの1画面で記録します。アルコール検知器の結果、体調、日常点検などを、1画面にまとめて残せます。検知器で測ったあとに画面を開き、結果を残す流れ。

夜は、業務終了の1画面で業務後の点呼を記録する

業務後の点呼は、業務終了の1画面で記録する。記録が終わると、その日の業務記録がそろう。

始めるときは、LINEで友だち追加して14日間無料で試せる

LINEで友だち追加をすれば、その日から記録できる。14日間は無料で、全機能が使える。カード登録は要りません。

関連記事軽貨物の点呼がしんどい人へ。毎日の負担を減らす記録のしかた

06軽貨物の点呼の始め方のよくある質問

最後に、始めるときによくある疑問に答えます。

気になる質問から読んでください。

点呼は、1日に何回行いますか?

点呼は、業務の前と後に、運行ごとに行います。

1日に運行が1回なら、朝と夜の2回です。

一人で、誰にも見てもらわなくてよいですか?

一人で事業をしている場合は、検知器による確認や日常点検を自分で行い、運行してよいかも自分で判断する決まり。

確認も記録も、自分で行います。同居の家族がいれば、体調を見てもらうのも有効でしょう。

検知器の数値が低くても運行してよいですか?

反応が出たら、数値が低くても運行しません。

検出値が低くても、酒気を帯びた状態で運行の業務に就いてはいけない、とFAQに書かれています。

記録は、いつまで残しますか?

点呼の記録は、1年間保存します。

書面でもスマホの記録でも、期間は変わりません。くわしくは上の見出しで確認できます。

まとめ

軽貨物の点呼は、準備・業務前・業務後の順で始める

  • 準備は、検知器の用意、自分で確認する決まり、1年保存の記録の3つ
  • 業務前は、酒気帯び・体調・日常点検を確かめ、業務後は、酒気帯びと車両・道路・運行の状況を確かめる
  • 記録は、日時・氏名・車両・点呼の方法に加えて、業務前と業務後で違う項目を残す

軽貨物の点呼の始め方は、難しくありません。準備をして、朝と夜に確かめ、記録に残す。この繰り返しです。毎日続けるなら、記録の手間を小さくしておくと安心です。

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