
軽貨物の荷待ちでイライラするのは、時間が消えるからだけではありません。待った時間が残らず、あとから言えないことも、気持ちの重さにつながります。
本記事の内容は、2026年11月時点の国土交通省の資料と、Doreco の機能にもとづいています。荷待ちが嫌になる理由を整理し、待った時間を数えて残す記録に置き換える流れを、順番に見ていきましょう。
もくじ
01軽貨物の荷待ちが嫌になる3つの理由
荷待ちが嫌になるのは、気持ちの問題だけではありません。仕組みの面から見ると、重くなりやすい理由があります。
理由が分かれば、減らす方法も見えてくる。
待っているあいだは、走れないのに1日の時間が減っていく
荷主の都合で待たされると、車は止まったまま。止まっている間も、1日の時間は進みます。次の配送に回れる時間が、少しずつ削られていく。待ち時間そのものを無くすのは、一人では難しいもの。だからこそ、待った分を数えて残す形に目を向けたいところです。
あとから「何時間待ったか」を言いにくい
荷待ちは、終わってしまうと、時間があいまいになりやすい。Doreco 運営事務局でも、荷待ちの時間を記録しておらず、あとから「何時間待ったか」を言えなかったこともありました。だから、待った時間を残しておく大切さを感じました。残しておけば、あとから確かめられる。
待ちながら手書きで残すのは、手間がかかる
荷待ちの最中は、いつ荷物が出てくるか分かりません。手帳にペンで書いたり、時計を見て覚えたりするのは、意外と手間がかかります。あとで思い出して書くと、時間がずれやすい。
待っているあいだの負担を減らすには、時間を数える作業を減らすのが近道です。
02軽貨物の荷待ち記録は、荷主の都合で30分以上なら対象になる
「荷待ちを記録するなんて嫌だ」と感じる人も、いるでしょう。ただ、荷待ちには、国の記録の決まりがあります。
くわしい数え方は、別の記事にまとめました。
荷主の都合で30分以上待ったときは、記録の対象
荷待ちの記録は、2025年4月から全車両が対象です。荷主の都合で30分以上待機したときに、業務記録へ残す。30分未満なら、記録を省略してもかまいません。
待機の時間は、到着から出発までの時間から、荷役(荷物の積み込み・取り卸し)といった作業と休憩の分を引いて数える。30分という数字は、国の通達と案内に書かれています。軽貨物への当てはめは、運輸支局でも確かめてください。
一人で事業をしている場合も、決まりは同じ。
関連記事軽貨物の荷待ちは何分から記録?「30分以上」の決まりと残す項目›残した時間は、荷主や元請との話し合いの材料になることがある
待機料は、待たされた時間に対して払われるお金。取引先との取り決めしだいで、必ず取れるとは言えません。ただ、取り決めがあるときや、相談したいときには、残した時間が材料になります。
何時間待ったかが分かれば、話し合いも具体的になるでしょう。
03嫌な荷待ち記録を、数えてもらう記録に置き換える考え方
記録が嫌なのは、手間がかかるから。手間を減らすには、自分で数えない形にするのが近道です。
3つのうち、1つ目は今日から試せます。
待っているあいだは書かず、押す場面だけに絞る
待機の時間を出すのに要るのは、着いた時刻と、荷役をはじめた時刻(荷役をしないときは出発の時刻)。待っているあいだは、時間を書いたり計算したりしなくてよい形にします。荷役のおわりと出発の時刻は、動くときに残す。
押す場面が決まっているほど、続けやすくなるもの。
待っているあいだの時間は、数えてもらう
時計を見て引き算をするのは、待ちながらだと面倒です。着いた時刻と荷役をはじめた時刻から、待機の時間は計算で出せる。道具に数えてもらえば、考えることが1つ減ります。
手書きで残すより、あとから見返せる形にする
紙やメモに残すと、日がたつほど探しにくくなります。荷待ちの記録も、1年間の保存が必要。あとから見返しやすい形で、1か所にまとめておくと安心です。
04LINEで、荷待ちの時間を自動で数える
ここからは、考え方を形にした例として、Doreco を紹介します。Doreco は、LINEで使える点呼・業務記録のサービス。別アプリのインストールは要りません。
順に見ていきましょう。
LINEに「着いた」と送るか、ボタンを押す
業務中は、到着・荷役はじめ・荷役おわり・休憩・出発を、ボタンで記録できます。Doreco のLINEに「新宿着いた」と送るだけでも、記録できる。アプリを開かずに済みます。
あとは待つだけ。時間の計算は、Doreco が行います。
30分以上待つと、荷主の都合かどうかを聞かれる
待機が30分以上になると、Doreco は「荷主の都合か」を聞きます。荷主の都合と答えた待機が、荷待ちの記録に入る。数えるのは、到着から荷役はじめ(荷役をしないときは出発)まで。休憩をとったときは、休憩の分を引く。荷主から到着の時刻を指定されていて、指定より早く着いたときは、指定の時刻から数えます。
国の数え方は出発までなので、荷役が終わったあとに待たされたときは、あとから時刻を直して足すことができます。
押し間違えても、取り消してやり直せる
ボタンを押し間違えたときや順番を間違えたときは、画面で案内が出る。間違いは、取り消してやり直すことも可能。待っているあいだの操作でも、落ち着いて行えます。
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05軽貨物の荷待ち記録のよくある質問
最後に、よくある疑問に答えます。
順に答えます。
30分より短い荷待ちも、記録したほうがよいですか?
30分未満の待機は、記録を省略してもかまいません。
ただ、省略できるのは決まりの話。自分の記録として残したいなら、残しても問題ありません。
待機料の話し合いは、どう進めればよいですか?
取引先との取り決めしだいで、一概には言えません。
まず、契約書や取り決めに待機料の定めがあるかを確認。定めがあるときは、残した時間が話し合いの材料になる。
荷主の都合かどうか分からないときは、どうしますか?
国の通達は、事業者の運行計画や運行指示によらない、荷主の指示等によるものを、荷主の都合としています。
判断に迷うときは、待たされた理由をメモして、運輸支局に確認してください。Doreco なら、30分以上待ったときに、荷主の都合かどうかを選べます。
Doreco はお金がかかりますか?
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カード登録は要りません。自動で課金されることもありません。料金プランは、サイトの料金ページで確認できます。
関連記事軽貨物の点呼がしんどい人へ。毎日の負担を減らす記録のしかた›軽貨物の荷待ちが嫌なときは、時間を数えてもらう
- 荷待ちが嫌になるのは、時間が消えること、あとから言いにくいこと、手間がかかることの3つ
- 国の通達と案内では、荷主の都合で30分以上待ったときが記録の対象。残した時間は、話し合いの材料になることがある
- 押す場面を絞り、数える作業を任せ、あとから見返せる形で残すと、負担は減らしやすくなる
荷待ちのイライラは、時間を数えて残す形に変えると、軽くなるかもしれません。
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